カーバッテリーボックス RM-BTB

電池ボックスは電池パックの「骨格」であり、重要な安全部品です。バッテリーボックスの構造システムは、主にバッテリーパックカバー、トレイ、各種金属ブラケット、エンドプレート、ボルトで構成されています。バッテリーパックの「骨格」ともいえるもので、機械的衝撃や機械的振動への耐性、耐環境性（防水・防塵）などの役割を担っています。

電池ボックスの下側のボックス（電池トレイ）は電池パック全体の重さと自重を支え、外部からの衝撃に耐えて電池モジュールや電池セルを保護します。電気自動車にとって重要な安全構造部品です。パワーバッテリーパックが車両質量の20%～30%を占め、バッテリーボックスがバッテリーパック質量の20%～30%を占めるため、バッテリーボックスの軽量化がトレンドとなっています。同じサイズであれば、スチール製の電池ボックスをアルミ合金製の電池ボックスに置き換えることで、20%～30%の軽量化が可能です。したがって、バッテリーボックスの主流はアルミニウム合金素材です。現在、上部カバーの材質は主に高張力鋼とアルミニウム合金であり、下部シェルはほぼ全体がアルミニウム合金です。バッテリーボックスの軽量化の傾向は明らかであり、アルミニウム合金材料が市場の主流となっています。